思い出は遠い彼方に

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「撃って!!」 幸子の父の言葉と同時に幸子目掛けて一斉射撃を繰り出した。   45ACP弾によって、幸子の全身は穴だらけなった。 幸子は笑みを浮かべたまま屋根から落下した。 父はガバメントを捨て、SKB MJ7を構え幸子に近付いた。 その瞬間 「バイバイ」 グサッ 父の心臓部に包丁が突き立てられた。   刺されたと同時に勢い余って引き金を弾いた。 幸子は下腹部から腸を飛び散らせながら、後転しながら壁に激突した。 「痛いな~」  そう言いながら何事もなかったかのように立ち上がろうとした。 俺は滑り込んでMJ7を拾い、銃口を幸子の顔に向けた。 ジャコッ ドン!! これが記念すべき1回目になった。
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