第1章

2/11
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
ピリリ…ピリリ さつきは眠い眼を無理やりこじ開けて、携帯電話を睨む。 (えー、こんな遅い時間に誰? メール来てる…) カチッ…カチッ (あ、ゆりだ) 差出人: ゆり 宛先:山崎 さつき …………… 急にメールしてごめんね なんかね、今日わかれちゃった せっかく応援してくれてたのにごめん。 ……… (夜中になにがあったかと思えば… 別れたの? すごく上手くいってたのに どうしたんだろ …心配になるよ) 差出人: 山崎 さつき 宛先: ゆり ………… そうなの? ゆり…大丈夫? ……… (そう打ちながらさつきは溜息をつく。 なんて言ったって、ゆりには少し複雑な事情があるから…)
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!