Act.6

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ミクは紺野君にいったい何を言う気なんだろう。 まさか私が欲求不満とか言うんじゃ…。 顔面蒼白になりそうになった時、ミクが彼に声をかけた。 「ねぇ紺野、知ってる?」 「あ?」 「帯広にあるヒメムラサキの丘の話」 「は?何それ?」 首を傾げたのは紺野君だけじゃない。 彼と同じように首を傾げた私を見て、ミクはニヤリと笑う。
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