第1章

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半強制的? な感じで、ベッドにゴロンと倒される。続いて、するりと忍び込んできたコージが、私を後ろから抱きしめる。ギュッ。ギュッ、ギューッてな感じで。 耳元に感じるコージの息遣い。 「あ~、やっとつかまえた」 コージの安堵の一言に、 あぁ……いっぱい心配させてたのかも…… やっと私はそれを理解した。 「……ごめんね」 小さな声で謝ったら、 「こうやって一緒に寝るのっていいね♪」 コージが甘く囁いた。 「うん♪」 素直に頷いたら、 「結婚したら、いつもこうやって寝れるよ?」 と、甘い誘惑。 コージさん……結婚諦めてないんですね…… クルリと腕の中で振り返ると、すぐそこにコージの瞳があって、チュッと軽いキスをプレゼントした。 目を丸くしたコージに、一言。 「恋人同士でも、お泊まりすれば一緒に寝れるよ?」 ニッコリ笑顔で、そう告げる。 「実尋って、なかなか、落ちないね」 苦笑いのコージ。 「そっちこそ」 ニンマリと笑う私。 どちらかともなく顔を寄せ合って、唇を重ねた。 「「おやすみ」」 まだ、まだ、私たちの攻防戦は続く ようだ……
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