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……なんでそんなこと、聞くの?
「……ふうちゃん。もうこないで」
「なんで……」
突然。
そんな。
訳がわからない。
「……ごめんね」
泣きそうな篠原さんの手が私の方に伸びてくる。
だけど私は、その手を思いっきり払ってた。
「篠原さんなんて大っ嫌い!」
鞄から出した鍵を叩き付けるようにテーブルの上に置くと、
あとも見ずに部屋を飛び出す。
追ってきて欲しいのに、篠原さんは追ってこない。
ひとりで駅に向かいながら涙がぽろぽろ零れてた。
……なんで?どうして?
こんな、急に。
なにか気に触ることでもしちゃったのかな。
私のあたまでいくら考えても、
結局答えなんて見つからなかった。
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