天下無双の修学旅行

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恐る恐る後ろを振り向くと、怒りのパワーで輝きの衣を纏い、仁王立ちの担任がいたのだった。 「この馬鹿もんどもが。」 ゴン、ゴン、ゴン、ポカリ。三つの鉄拳とあやめバージョンが炸裂して、踞る三人であった。 「ここの部屋へ行け。」 和室の鍵を渡された。 「そんな酒臭い体で、他の教師の前にたてるわけないだろう。 先生に言って、ワシ一人の部屋にしてあるから、風呂に入ってアルコールをだせ。」 な、なんていい先生なんだ?間違いなく強制送還される事案だ。この人は鉄拳1つで自分の胸にしまってくれるようだ。 「男女同じ部家になるが、お前達なら間違いも起こらんだろう。裏の階段から部屋へあがれ。」 「先生ありがとう。」 礼を言って裏口にむかう。 「浦西達は?」 「子飼いの先生が庇っていったぞ。倉本や三鏡院も同じくな。」 ふぅ、どうやら全員無事らしい。奇跡だな。 「浦西くんってすごいのね。先生を子分にしているなんて。」 確かに敵には回したくないな。
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