第1章「霊能力者」

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都内某所 古びたビルの一室に一人の一風変わった霊能力者がいる 身長180㎝、体重65㎏の細身で顔立ちはそこそこ良いものの、ボサボサの髪の毛で目元が隠れてしまい台無しだ 彼は霊媒師、いわゆる[悪霊を退治したり、霊を成仏させたりする]仕事をしている 依頼は多くて月に二回程度 これでも増えた方だ テレビや雑誌に幾人かの霊媒師の名が上がる中、彼はメディアに取り上げられる事を嫌い、一切そういった事に関心がなかった お陰で知名度も中々上がらずに細々と生活をしている
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