第六話

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  その日の貸切りは、店長のお知り合いの方が招いたパーティのようでした。 男女問わず沢山のお客様が来店された店内は、かなりの賑わいでした。 あちらこちらでグラスを作ったり、名刺を配ったり、先に帰られる方をお見送りしたりと落ち着く暇がなく… お客様が数人になった頃にはあっという間に予定の時間を過ぎていました。 私はヘルプでしたので、時間は予め決められており、閉店迄いなくてもいい約束になっていました。 なので、店長に上がる事を伝え、了承を得て店の奥の更衣室へと向かいました。
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