始めに

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始めに

私は春日葵(かすがあおい)、春日神社の巫女として産まれた。 父親から高校を卒業するまでは春日神社の巫女さんとして檀家の皆さんに接して貰うから、葵は清い身体でいるようにと、きつく言われていた。 彼氏は作っても構わないが、高校を卒業するまでは清らかな身体を維持する事が我が神社の決まりだからなと父親は葵にいつも口癖の用に言った。 「そんなの嫌だわ!」 と抵抗すると 「葵の身体が汚されたら、勘当だ、直ぐにこの家から出て行け!」 と返した。 そんな父親を母は、バカらしく見つめている。 「私が高校生に成って、この神社に巫女としてアルバイトに来た時に口説いたのは誰でしたかね!?」 と父親に小言を言った。 ホラー要素を少し含んだ、学園青春ストーリーです。
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