第1章

7/7
8人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
「ん?」 実可子がノートに向かっていたペンを止め、俺をじっと見つめていた。 「何、実可子?どうしたの?」 「あんたさぁ……変わったよね。」 は?何だ?実可子が言わんとしている事が分からない。 「あの日から、変わったよ。」 あの……日…… 俺はハッと気が付いた。 そうか、あの日。難先生の階段を昇ったあの日。 実可子は最初から最後まで見ていたんだった。 そして、あの日を境に、実可子とデートをしていない…… 「御免、実可子。俺、自分の事ばっかりで、実可子の気持ちを考えてなかった。」 「裕介……」 「俺の事が欲しかっ「死ねぇぇぇぇえ!!!!シニサラーセーションクソビッチン!!!」    ゴギッ。 その日の実可子砲は、 今まで受けたどの実可子砲よりも重く、熱かった。     ―――――放課後ストラトス―――――
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!