第1章

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ずっとあなたと一緒にいたい…… あなたは運命の人だと信じたい…… 私があなたに出逢ったのは4年前… 初めての一人旅。 小樽と舞鶴を結ぶ船。 外で夜風にあたりたいとデッキに出た時だった。 「一人旅ですか?」 「え、はい。まぁ。」 「いいですね。僕は仕事なんで。」 微笑んだ横顔を見て、 あ、かっこいいな。と純粋にそう思った。 鼻筋が通った高い鼻に一重まぶたの大きな目。 背もすらっと高い。 「大変ですね。でも仕事で船を使うなんて、ちょっと羨ましい。」 「いや、たまたまですよ。初めてですもん。」 「へ~。お仕事は….」 「会社員です」 私達は、そのまま1時間くらい話し込んだ。 話すと、とても気が合い楽しい人だと思った。
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