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通路の天井には監視カメラが設置されており、軍の監視室を担当する兵士によって管理されている。
もうすぐ自分達の救助にやってくるはずだと信じて懸命に走った。
幾つかの研究室を横切り、突き当りのエレベーターまで後数メートルというところで、玲人が背負う結子の遺体にレッドソウル化した鈴野が組みついてきた。
バランスを崩した玲人は転倒し、結子を鈴野に奪われる。深紅の双眸を結子の首筋に向けた鈴野は、瞬時に歯を喰い込ませた。
「結子ぉぉぉぉ!」
エレベーターのボタンを押した佐伯が大声を張った。
「新藤博士ー! 早く立ち上がってください!」
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