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〝ごめん寧々ちゃん!寒かったよね?
お詫びに今夜はすき焼きをご馳走するから!”
どうやら、隙を見てメールをくれたみたい。
〝それだけ?”
ちょっと意地悪に返信しちゃう。
すると直ぐに、
〝外にリクエストがあれば何でも!”
って、くれた。
だから、
〝じゃあ、何時ものとこで待ち合わせしたら、チューね!”
そんなリクエストを返信!
それから忙しいのか返信は来なかったけど、
三十分後。
百貨店から少し離れた何時もの場所で大輝を待つ。
と、
「寧々ちゃーん!」
現れた大輝は、私を見つけて唇に〝ちゅ”。
「ごめんね、待たせて―…っ」
「……いいよ」
息を切らしていて、私が寒空の下待ってるからってダッシュで来てくれたんだって。
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