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「和也君でいいかな?
いきなり聞くけど、もしかして和也君の支給品は刀?」
「えっ!え~と……」
「竹刀を持ってるからきっとそうだよね。
僕も刀なんだ。
少し変わった刀だけど」
「俺と支給品が一緒かあ!」
思わず言ってしまった。
「フフっ。やっぱり刀なんだ。」
素晴らしい美形に男の俺でさえうっとりした。
「和也君は竹刀を初めて持ったって言ってたよね?
良かったら僕が教えようか?」
「えっ!」
「僕も練習相手が欲しいんだ。
君のカリスマ度ならきっとすぐに上達するさ。」
「えっ!なんで俺のカリスマ度なんてわかるの?」
優はポケットに手を突っ込み何かを取り出した。
!!!!!
手にはSGが握られていた。
「さっき君と目が合った時に赤外線を向け、近づく瞬間にデータを見たんだ。
ごめんね」
「すごいな。あの一瞬で」
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