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「今地震来た?」
「何言ってるんだ高槻。揺れてなんかないぞ」
高槻透は首をかしげる。
夜中のコンビニのバイトの途中だった。
確かに揺れを感じたのだが、辺りを見回しても何一つ揺れていないと言うことは気のせいだったと言うことなのだろう。
「誰も来ないしかったるいな」
バイト仲間の晴彦の呟きに透は小さく頷く。
片田舎のコンビニだ。
客も一時間に一人か二人来ればいいほう。
いつも通り細々とした作業をしながら時が過ぎるのを過ごした。
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