二回戦終盤-2

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セスの声? 左肩から斜めに斬られた私の身体。 どしゃっ。地面にぶつかり衝撃で小さくバウンドする。血が飛び散り私の顔にかかった。 あれ? 私にセスが抱きついている。 あれ? 夢かな? 見間違いかな? どうしてそんなに真っ黒に焦げているの? でも間違いない。セスだ。暖かい。 どんどん世界が真っ暗になっていく。 セスは、笑って言った。 一人にはさせないよ。ミラ姉さん。僕たちは、ずっと一緒だ。 嬉しいな。現実だったら嬉しいな。 ああ。もう駄目だ。真っ暗になる。 最後に言わなきゃ。 私は最後に力を振り絞り、声を出した。 「生まれ変わっても家族でいようね」 私の世界は真っ暗になった。
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