友情

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メラメラと業火の炎が燃え盛る中、俺は吾朗を見据えた。 devilish waterは、動体視力が極端に上昇するが、devilish fireは、それのみならず攻撃力を爆発的に上げてくれる。 うっかり吾朗を燃やしてしまう可能性も多いにありうる。 ただこうやって対面すると改めて実感させられる。 今までずっと気がつかなかったが、吾朗は強い。 目の前にいるだけで、それはヒシヒシと俺に伝わってくる。 「どうした?来いよ。 いや……来ないならこっちから行くぞ!」 「チッ」 思わず舌打ちをして俺はスローモーションの世界の中で吾朗の動きを観察した! 右手のひらが急速に輝き出す。 さっきの技か! .
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