エピローグ

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=====ヒカル===== あれから、どれだけの長い時間が経過したんだろうか……。 ブラックアウトの世界の出来事が夢であったかのように、何一つ変わりない毎日が始まった。 終末の木が無くなると共に、ブラックアウトの世界は全てが閉ざされてしまった。 ブラックアウト運営委員会は世界各国のトップクラスの奴らが、行っていた計画だったが、失敗した事により自然解散していったらしい。 全てを作り出した黒田研究員は、ブラックアウトの世界に残り、そして終わりを迎えるまでその場所で過ごした。 結局はゲームと共に消えていったってことだ。 京香は長い間眠りについていたけど、終末の木を通して世界中のあらゆる出来事を見ることができていたらしい。 ずっと俺たちの事も見ていたと言っていた。 俺は……手の施しようがない病気を患っていた。 京香を助けさえすれば、自分の命はいつ無くなっても良いと思っていたんだ。 でも……その命は終末の木から降り注ぐ光によって救われたみたいだった。
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