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教室の戸を開けると、そこにはーー。
二人の友人が、土下座をしていた。
「……お前ら、またか?」
俺の言葉に、ガバッと顔をあげた二人。
その表情はとても必死な形相だった。
俺は大きなため息をつき、自分の机へと向かう。
「で、今回はどこの高校よ」
俺のあとをついてくる友人に、俺は半ば諦めと共に聞く。
「一つ隣の、お嬢様学校!百合野女学園だ!」
「あそこのやつら、めっちゃガード固かったんだよ!」
だけど、やっとお前をだしにして約束取り付けられたんだ、と言う彼らの表情はいっそ清々しくて。
俺は、苦笑いを浮かべてしまった。
「ーー今回の報酬は?」
「学食券、一週間分でどーだ!?」
掲示されたそれは、あったらあったで助かるもので。
俺は、友人二人に頼まれて、仕方なく合コンに参加することを承諾したのだった。
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