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蓮くんはキスをしながら、私の髪を梳かすように何度も撫でてくれる。
触れられた髪の1本1本にエナジーが溢れていくように感じ、その分蓮くんでいっぱいになっていくようだ。
蓮くんの手がゆっくりと私の身体に沿うように、そしてそのラインを確かめるように丁寧に触れていくと、ゾクゾクとして、私の身体は蓮くんのためだけのものになっていく。
「……れん、くん」
「桜香。その声も、この身体も、心も全部が大好き」
「私も……」
「俺の目を見てて。俺で感じる顔、ずっと見せてて」
「うん」
それから、蓮くんは知り尽くした私の身体を思いのままに敏感にし、跳ねさせていった。
漏れ出る声もこの身体も心も全部、蓮くんに捧げるもの。
同じように……蓮くんが欲しい。
「れんく、ん……れんくんも、私で、感じて……」
その後、私たちはお互いの名前を何度も呼びながら、私は何度も果て、最後には蓮くんも一緒に果てを見た。
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