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「……それは、２週間前まで」
「？ ２週間？ お前、この２週間で何したの」
真顔のくせに、そこには俺を疑う色を覗かせて、それじゃまるで、俺が変態みたいに！
変態はお前だろぉ!!! と叫びたい気持ちをグッと堪えて、眉を揺らして倉森に言った。
「深崎が、……俺をその気にさせる目標を立てた」
「は？ じゃあもうその気だって言、」
「えないことになったの！ 深崎、卒業式までを目標にするって」
「……拷問」
「だよなぁ!?」
もう、こいつにどう思われてもいい。
弄られてもいい。
思わず泣き顔で叫んだ。
しかし意外にも、倉森は俺を弄らなかった。
「友に伝えとく」
「はっ、やめろっ！」
「なんでだよ。お前がヤル気マンマンだって、それとなく伝えたら早いだろ」
「……その表現はヤメロ……」
真顔で貫く倉森に、やはり俺は脱力した。
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