泡沫 #6

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泡沫 #6

店につくまでの間に、三郷があれやこれやと俺の話を茉麻にして、茉麻もペラペラとなんでも話す三郷に慣れたのか、愉しそうに笑っていた ――もっと堅苦しい女だと思っていたのに 茉麻はそれほどややこしい性格はしていなくて、付き合ってるっていうのに毎日の全てが新発見だった 「お、やっと来た」 店の中に入ると、カウンターごしに佑が笑ってそういった 「いらっしゃいませだろ普通」 「聞き覚えのある声にはいちいち言わねーよ」
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