おまけ #4

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「ほら、な」 その行動に面食らった私は、何が「ほら」なのかわからなくて、 ――ただ、もう少し唇を重ねていたかった。 「これ終わったら、飯」 「――うん」 切り替えが早すぎる七瀬についていけなくて、ペースがずっと乱れたままの私は、先に床を拭いている七瀬の後ろ姿を睨んだ とりあえずは、ご飯。ご飯。 そう、自分に言い聞かせた
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