樹海に沈む死体

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「今ね、志貴が初めて格好よく見えた」 「えっ?  今、なんて言った?」  なんでもない、と亮灯は手に力を込めた。  晴比古のようになにかが見えたりするわけではないが、それでも、志貴の心が伝わってくる気がした。 「志貴、この先も私が犯罪者にならなかったら結婚してね」
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