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「これは俺のものだ。勝手に傷を付けることは許さねぇ」
傲慢で、自分勝手。
なのに、それを愛だと感じるなんて、私はすっかり拓人に狂わされてしまった。
唇がゆっくり下りて行き、舌が胸の先を突いた。
そこで唇と舌が遊ぶ度に、私の身体が跳ねる。
宥めようと撫でてくる手にさえ、感じてしまう。
拓人から与えられる刺激はすべてが官能的で、身体がトロトロになっていく。
拓人の手が腰から滑り、内ももを擦った。
拓人に従順になった身体は、核心に触れられなくても受け入れられるほど出来上がっているはずだ。
それは恥ずかしいけれど、拓人だけの私になっているみたいで嬉しい。
「俺の好きな色だ」
淡いブルーの下着に気付き、拓人はクスリと笑った。
「……たまたまよ」
「ブラはつけてなかったし」
「いっぱい食べたから、苦しかったの」
「じゃあ、これはなんだよ」
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