覚悟を決めた日

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幼馴染としていくらなんでも1度も見舞いに行かないわけにもいかず、急に部屋に籠り始めた海瑠に気づかれないように1階へ。 「あいつ何やってるんだ……」 いつもは大きな音で音楽をかけ、机の前に座ることなんて滅多にない奴なのに。 「海瑠、勉強に目覚めちゃったのよ」 「マジで! 台風でも来るんじゃないのか」 「うふふ、そんなこと言って茶化さないでよ。せっかくやる気になっているんだから」 どういう心境の変化だよ。 そのおかげで1人でこっそり見舞いに行くことが出来るんだけど。 「そんなことしないけど……。ちょっとゆうかの病院に行ってくる」 「そう、今から買い物に行くから車に乗って行く?」 「ありがとう。でもいいよ、自転車で行くから」 .
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