2章イケメンとオカマと僕?

15/15
1534人が本棚に入れています
本棚に追加
/374ページ
ようやく部屋に行き着き、着替えたらさっきの部屋に来るようにといわれた。 部屋は洗面トイレシャワーを完備。ベッドと机のある簡単な作りになっていた。 洋服などはバックにまとめられているのでそのまま部屋の隅に。 ぱぱっと着替えて部屋を出る。 僕の今の格好は、黒のホットパンツに肩のざっくりとあいた白のニット。 腰には黒の太目のベルトを斜めに巻いている。 靴は黒の編み上げブーツ、ヒールもそんなに高くなくて履き心地はとてもいい。 「マスター?はいりますよー?返事がなくても入りますけどねww」 ガチャっと開けて、閉めた。 ・・・why? いやいや、こんな所に奴が居るはずがないじゃないかー 僕のお・ば・か・さん★キラッ うおぇぇぇぇぇぇ、きんもっ!! 「なにやってるんだい?あんた・・・」 床に這っていた僕を、怪訝な目で見るマスターはドアから半分しか体を出していない。 「いや・・・床の木目を数えていました?」 「私に聞かれても困るんだけどね~、まあ丁度よかったわ~紹介する人が居るからいらっしゃい」 「いや僕別にいいです、本当にいいんです!」 「なに遠慮してるのよ、さあさあ」 いやあああああ、待って本当に舞って!?あれ、何かがおかしい・・・? 無常にも、僕は部屋の中へと引き込まれていった。
/374ページ

最初のコメントを投稿しよう!