第1部 哀しき片恋

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彼女は、高嶺の花だ。 いつも話題の中心にいて、華やかで、綺麗で、つい目で追ってしまう。 だが、彼女のそばには、あいつがいた。 それを許すとか、許さないとかの理屈じゃない。 でも、俺を見て欲しかった。 愛して欲しかった。 それだけだったんだ…。 水也美。 俺のものにならないのなら、どうか、誰のものにもならないでほしい。
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