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第1章
【本文より抜粋】
「彩花、イイモノ見つけたんだけど見る?」
「え? なに? きゃあっ、いやぁあああんっ!」
彩花の顔から血の気が引いた。浩人が隠し持っていたミミズを、ブラウスの胸元に投げ込んだからだ。
「あっ、いやっ、ああっ……んっ! 取ってよ、気持ちわるいっ!」
セーラー・カラーの白いブラウスから紺色のリボンを外し、彩花はバタバタ裾を振る。ところが中学二年生にしては豊かな胸の谷間に入り込んだミミズは、なかなか落ちて来なかった。
「取ってよ、ばかっ!」
「えっ、だけど……」
「いいからっ、早くとってえっ!」
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