多少の縁

12/17
19人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
あれこれ考えていたら沼田が戻ってきた。 沼田は礼をいいながら俺に目配せをした。 話しは後で……か。 俺は気になり、帰り際もう一度顔を見ておこうと思い振り返った。 視線が合う。 その時男は、まるで俺に見せつけるかのように、サングラスを掛けた。 『あーっ!』 アイツだ! 間違いなくアイツだ! いつからいたんだ? 偶然だろうか? 沼田が何か知っているかも知れない……。 とにかく沼田を追いかけよう。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!