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その言葉が終わらないうちに私の唇は塞がれる。 同じ理由からなのか、部長の唇もいつもより熱い。 その唇が何度も角度を変えて、私の唇をこじ開けて舌を繋げる。 その間にも立ったままの私の身体を部長の大きな手のひらが撫で始めるので 私はキスの合間に甘い吐息を漏らしてしまう。 部長の唇が私の首筋に移ると、 私はたまらず部長の胸板を押してわずかに抵抗した。 「部長……。汗……かいてるから……」 「今からまたかくんだろ?」 部長は抵抗する私の手をあっさりとどけて再び首筋に唇を押し当てた。 「部長……シャワー……浴びてから……」 私がふらつく足で一歩後退りながら言うと、部長はじれったくなったのかいきなり私を抱き上げた。 「シャワーの後もあるから心配ない」 部長は私に口角を上げて微笑むと私を軽々とベッドまで運んだ。
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