第3章 陽月、鬼と会う

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陽月にすっかり懐かれた土方は口では面倒くさそうにしながらも、陽月の面倒をみていた。 土方は、最初にそもそも陽月が何故ここにいるのかを問いただしていたことを思い出し、陽月に聞いてみた。 土「おい、陽月。」 陽「う?」 土方「(可愛い…じゃねぇ!)な、なんでお前はここにいるんだ?」 陽「えーと、町で総司と一に会って、連れてこられたの~。んで~、こんどーさんの所に連れてかれて、ここに住みなさいって~。」 土「はぁぁっ!?(総司はともかく斎藤がこいつを拾ってきたのか?しかも近藤さん許可しちまったのかよ!?)」 陽「それで~、総司が土方は鬼だって言ってたから陽月と一緒だ~って、探してたの♪」 土「総司、あいつあとで締める…ってはぁぁ!?何が一緒だ?陽月、お前、鬼だって言うのか?」 陽「陽月は鬼じゃないよ~。陽月は天使なの~。土方が鬼さん♪」 土「俺は鬼じゃねぇ!…天使?なんの事だ?頭おかしいのか?」 土方がそう言うと陽月はむくれる。 陽「陽月、頭おかしくないもん。父様と母様は神様だから、陽月も神様で、父様と母様がしばらく天使のお仕事をしなさいっていったんだもん~。」 土「はぁ?(こいつの親はおかしいのか?)…そうか。」
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