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土方は驚愕して思わず声を張り上げたが、陽月は構わずピョンピョン跳ねて土方に飛びつく。
土方「うぉっと…餓鬼、何しやがる。」
土方は咄嗟に受け止めるが、相変わらず鬼の表情だ。
陽「土方は鬼なの?」
既に土方呼び捨ての陽月(笑)
土「ちげーよ!!誰が鬼だ!」
陽「…鬼じゃないの?人間なの?」
急にしょんぼりしだした陽月に土方はらしくもなく少し焦る。
土「ど、どうした?一体なんで落ち込んでやがる?」
陽「せっかく仲間がいたと思ったのに…。うぅ…」
涙目の陽月。焦る土方。
陽「うぅ…ふえぇ…」
土「勘弁してくれ…。(子供の世話は慣れてねぇんだよ…。)な、なんかやるから泣き止めって。ほら。」
懐から出した飴を陽月に渡すと、涙目のまま土方を見つめてくる。
土「…なんだよ、餓鬼。」
陽「…これ、なぁに?」
土「はぁ!?飴だよ飴!知らねぇのか?」
陽「うん。陽月初めて見た。飴、だっけ?それなぁに?」
土「飴も知らねぇのかよ…。ほら、口開けろ。」
陽月が言われた通りに口を開けると土方は飴を入れた。
陽「ふむっ…美味しい!甘い!土方、飴美味しい!」
すっかり機嫌が良くなった陽月を見て、土方は自分でも知らぬうちに微笑んでいたのだった。
その頃、近藤の部屋。
近沖斎「はっ……。( ゚д゚)」
3人の石化が解けたようだった。
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