12人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
さっそく集合場所へ・・・
いきなりなんだがみんなはサバイバルゲーム略して「サバゲー」を知っているか?
サバイバルゲームはエアソフトガンを使用して撃ちあう、いわば大人の戦争ごっこのことだ。
1983年頃、当時米国で流行っていたペイントボールゲームを日本でも楽しめないかということで、おもちゃのエアソフトガンを代用しておこなわれたのが始まりなんだとさ。
それでそこに行きたいと友達の『川崎椎名(かわさき しいな)』
が言ってきたのでガンショップで銃と衣服などを買った。そして出発の日・・・
≪2016年 7月29日 AM7:00≫
【駅前】
「誘っておきながらあいつ遅すぎるだろ・・・」
俺は椎名が来るのをそこらへんで買ったコーラを飲みながら一人、
ガンケースを背負って待っていた。
一人で待つのは本当に嫌なんだけどな・・・
「そういえば今日行くのは日本軍VS米軍のサバゲーらしいから資料持ってきたんだっけ?」
そう言い俺はカバンからある資料を取り出す・・・
『ガダルカナル島資料』
いらないんだけど一応必要かなと思って持ってきた。
今回はフィールド側が特別に無人島を借りたらしいので島の戦いだったらこうかな?と思ったんだよね。
そうこうしていると俺の前に仁王立ちの人がいた。
「おいなにしてんだよ」
この帽子を付けていてガンケースを背負っているのが川崎椎名だ。
それにしても電車の時間ギリギリで来るとか馬鹿じゃねえの?このガンケースで殴ってやろうか?
「お前こそ遅すぎだ。もう少し早くしろよ」
「まあまあ、今日は肉の日だからステーキおごってやるよ」
「じ、じゃあそれでいい・・・」
そして俺たちは駅の中へと入っていった・・・
最初のコメントを投稿しよう!