息子の心

2/2
236人が本棚に入れています
本棚に追加
/105ページ
息子は、私の息子であっても別の人格を持った、大人になりかけの 17歳の高校生です。 息子は、主人が倒れた次の日の金曜日 9月25日から、塾に行き始めるはずでした。 その塾も、主人が倒れる前に 東京に戻って来た際に 二人で入塾を決めてきた塾です。 塾には、その日 連絡を入れて 当日と月曜日は、お休みする旨 伝えてありました。 今日の水曜日は、塾の日ではありませんが 今後のスケジュールの相談の為、塾に行きました。 塾から、戻った息子が 一言 「クーリングオフは、10月9日までだって…」 ?? えっ クーリングオフ? 息子に、どういう事なのか 聞いてみました。 父親が、どうなるか分からないから 塾に行くことを迷っている。との事…。 私は、言いました。 「 パパは、あなたが大学には行きたいと言っていたから 一緒に、塾を決めてきたんだよ。 あなたが、パパの心配をするのは分かるけど それで、塾に行くことを止めたら パパは、 あなたにまで 迷惑かけてると思ってしまうよ。」 息子 「うん、分かったよ。 でも、次に病院に行って パパの顔を見て安心してから、次の月曜日から行くことにしたい。」と、言いましたので そのようにするため 塾に連絡し、主人の事を話し 息子の心情が落ち着いたら 通塾することをお願いしました。 それから、高校の担任の先生にも 連絡。 父親が、倒れたので 息子を帰らせて下さいと あの日、話して以来 何もお話していませんでしたので 主人の状況と息子の状態をお伝えしました。 先生は、そんなに大変な事だったんですかと言い。 息子が、授業中ボーッとしているのが 気になっていた、 息子が 何か話したそうな時には 僕でよければ、話を聞きますね。と、言って下さいました。 本当に、有り難い限りです。 その後、息子は 不安や気になる事があると 放課後、職員室に行き 何気ない話を担任の先生として、帰ってくるようになりました。
/105ページ

最初のコメントを投稿しよう!