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良かった。
喜んでもらえて。
美味しいって言ってもらえて。
その言葉の一つ一つだけで、凄く幸せな気持ちになる。
それから、私たちは二人で夕食にした。
ピザもパスタも凄く美味しくて、お腹いっぱい。
食べ終えると、そろそろ帰らないといけない時間。
「あの、私そろそろ―…」
と、切り出すと、同じタイミングでインターフォンが鳴った。
「ちょっと待っていてください」
そう言うと、桐嶋さんはインターフォン画面に近寄った後、玄関の方向へ行ってしまう。
こんな時間にお客さん?
誰だろう……
って気にしながら桐嶋さんが戻ってくるのを待つ。
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