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橋沼学園大学に通う荻城克己(おぎしろかつみ)は平穏な日々を送るため、それだけのために大学に通っていた。
そして、一年が過ぎ二回目の夏、夜の街で学内の有名人、榊原夕夏(さきばらゆうか)の異常な姿を目撃してしまった。
次の日から夕夏は気がつくと近くにいて、克己は夕夏の波乱万丈な行動に振り回される。
克己は夕夏を意識し始めるにつれて、忘れていたことを思い出す。
あの日以降彼女のあの姿を見ていないことに。
それは日に日に疑問を深くしていく。
『あのとき見た彼女は全くの別人なんじゃないか?』
克己は思い出したように学園で夕夏に会いに行く。だが夕夏は克己と会ったことはないと言う。
『じゃあいつもいる榊原夕夏は誰だ?』
それ以来克己は榊原夕夏のことを調べることを決心する。
そんな二人の恋愛ストーリー。
「ねぇ、君は平穏な日々を送ろうとしてるけど……それって楽しいの?」
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