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「改めまして。新しく皆さんの仲間入りを果たしました力帝です。まだ至らない部分も多々ありますがよろしくお願いします」
「うんうん、謙虚なことはいいけどもっと自信を持ってくれてもいいよ。なんせ君たちは我が帝国における重要な戦力なんだからね」
「同感ですね。我々帝国軍としてもあなた方には大いに期待を寄せているからな」
座席に座る帝たちに当り障りのない挨拶を済ますと、ハガトの隣にいた二人がそれぞれ口を開く
彼らがどのような人物か把握していないアサヒは、それとなく視線で訴える
「あぁ、そうだな。最近帝都に足を踏み入れた力帝はこの方々を知らないんだったな。こちらにおられるのが現バルド帝国国家元首、アデス=ステファニー=エステ=ヴァン=エドゥアルト様。その隣にいるのが帝国陸軍参謀総長リウス=ナムカ大将だ」
皇帝に帝国軍参謀総長
それなりの身分の者たちであるとは思っていたが、ここまでとは
通りで帝たちがおとなしくなったわけだ
彼らにも同じような自己紹介をし、ハガトに促されて元の席に戻る
「さて、予定していた顔合わせも終わったし、皆の都合が合えばこのまま宴にでも「遅れました!」」
アサヒが着席したことを確認し、皇帝と参謀総長に視線を向けるハガト
二人がにこやかに頷いたことに安心したのか、帝たちにも了解を得ようとする
だがしかし
何者かが突如として会議室の扉をぶち破り、慌ただしく駆け込んでくる
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