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なるべく歩き回らないほうがいいと思ったから、ガイの元へ直接転移をした
いつもより体が軽い気がするけど…身長あるないでここまで変わるものなんですね
シュンッ
グシッ………
ガ「本気でわざとだよね」
真「ガイを指定したから、わざとじゃないけど不可抗力です」
ガ「うん、別にいい………あれ?痩せた?」
真「わかんない…あ、降りるね」
ガ「そうしてほしいかな」
痩せたと言われて少しテンションが上がりましたが、そのために来たわけじゃないので降ります
かぶっていたフードを被り直しながら顔を上げたガイは、一度下を向いてまた私を見た
ガ「………それどうやったの?」
真「目線あげて」
ガ「……それもどうやったの」
真「目玉抉り出すよ」
目線上げさせても結果変わらないとか何事なの
私も自分の顔見てないからわからないですけど
ガイから目を離し、何故か部屋の中にある全身鏡の前へたった私は、自分の姿を確認してから再度ガイへと目を向けた
真「私のランクいくつか知りたい」
ガ「え?あー……かなり高い」
真「そうなの?2S?それともS?」
ガ「いや、そういうランクで示していいのかわからないよ」
真「ごめん噛み合ってない」
ガイさん完全に見た目のランク付けの話してるよね
嬉しいけどそうじゃない
私の言葉を理解したのか、ガイさんはフードを深く被りながら測定器を取り出してくれたよ
ガイも照れるんだ……
ガ「わからないってことはカード更新されてないって事でしょ?カード貸して」
真「はい。ちな初期2S止まり」
ガ「………それ、更新されてないんじゃなくて2S止まりなんじゃないの?」
真「わからないから来たんじゃない」
メロディアス内に置いて、Sランクと言うのは最高ランク
最早ランクで縛れない人間すら存在するらしいが、それより上は作らないようでして…
Sランクの中にも下位から上位まであるらしいよ
ガ「まあいいけど…Sになってたら試験を受けなきゃいけないから、そこだけ把握しといてね」
真「承知しました」
やたらとフードを被り直すガイを横目に、カードを更新していく
試験かぁ……Sかどうかもわからないけど、それはそれで気になるね
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