プロローグ

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あれは……何歳のときだっただろうか… 俺の記憶の奥深く、 ”殺されたくなかったら、静かにしてろッ、このクソガキ! ” 何かで頭を殴られた。 初めて感じる、ものすごい激痛。 タラリと何か温いものが流れていって、 その時はわからなかったけれど、 後でそれが血だということに気が付いた。 誰かが俺を後ろから羽交い絞めにし、 そして、変な匂いのする薬をかがされる。 そこで、 俺の意識は飛んでいった。
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