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俺の問いかけに、
『えっ?』
と、目を丸くし驚いている。
本気か?
演技しているようには見えない…
ったく、こっちが驚くんですけど、その反応……
『交際していながら、姉の事を好きではない、と俺に告白して……ただで済むと思っているんですか?』
目を細めてそう尋ねれば、
『思ってないよ、海に沈められるかな~って思ってた』
海…って……
どんな人だと思われてんの?俺、
が、その馬鹿正直さに思わず笑った。
『ははっ、面白い人だ……さすがに、まだ誰かを海を沈めたことはありません。それに近いことはあったかも知れないけれど…』
自分でも驚いていた。
今日初めて会った亜美の彼氏と、
俺は言葉の掛け合いを楽しんでいる。
裏表のない田上悠斗に、
なんだかワクワクした。
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