Two Face

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「はー、これだから、イケてる男はヤダヤダ。」

「イケてる男って、俺？？」

「はー、ヤダヤダ、わかってないのも…まぁ、キヨは、そこがいいのかもね。
ムカつくけど！」

1年の時からの付き合いだから、智樹は俺が静かに生活したいのを理解してくれている。

たまにこうやって茶化したりもするが、俺がミスターA高に選ばれる前も後も、全く態度を変えず、高校生活を送っている。

そういう智樹も、地元のフットボールのクラブチームに所属していて、かなり、いい線いってるって聞いたことがある。

なにやら、隠れファンクラブがあるとかないとか…

前のクラスの女子が言ってたぞ。

まぁ、何かと目立つが、何とかひっそり目立たず生活しようとする二人が運良く仲良くなったのが俺らだ。