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血液が沸騰しそうな身体。
頭から湯気が出てないのが不思議なくらい。
「……か、要人」
「なに?……んっ!?」
不思議そうな蘇芳の口にポッキーを突っ込み、
反対側をくわえる。
なにも考えずにさっさと食べ、
素早く蘇芳の唇に自分の唇をふれさせて離れた。
「……これでおあいこ、でしょ」
視線の先には意外なことに、
真っ赤になってる蘇芳がいた。
「……薫子からしてくれるとか。
すっげー嬉しいんだけど」
ぎゅーっと抱きしめられて
私は完全に容量オーバー。
とうとうボン、って音がした。
【終】
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