11月11日

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血液が沸騰しそうな身体。 頭から湯気が出てないのが不思議なくらい。 「……か、要人」 「なに?……んっ!?」 不思議そうな蘇芳の口にポッキーを突っ込み、 反対側をくわえる。 なにも考えずにさっさと食べ、 素早く蘇芳の唇に自分の唇をふれさせて離れた。 「……これでおあいこ、でしょ」 視線の先には意外なことに、 真っ赤になってる蘇芳がいた。 「……薫子からしてくれるとか。 すっげー嬉しいんだけど」 ぎゅーっと抱きしめられて 私は完全に容量オーバー。 とうとうボン、って音がした。 【終】
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