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どうも、俺はスザク。名字は別にいいだろう。
「待ってよ。スザク~!」
今俺を呼んだのは天野勇気って偽善者だ。
スザク「俺に近づくな偽善者。」
何故か知らないが俺に付きまとって自称親友を名乗る意味不明な屑だ。
偽善者「そんな事言うなよ~。僕達親友でしょ?」
…無能で幼稚な妄想に囚われた屑が。
スザク「俺に友人は必要無い。何時までも俺に付きまうな。一人で帰る事も出来ないのか。」
偽善者は何時も俺と一緒に帰りたがるのだが俺からすると邪魔なだけだ。
偽善者「え~。だってスザクを一人にしたくないんだもん。何時も悪い人に襲われてるから僕が守らなきゃ駄目でしょ?」
またか。確かに、俺はよく絡まれる。俺が弱そうに見えるのだろう。
スザク「貴様は何時もそう言うな。だが、俺は貴様に守って貰った覚えは無い。」
偽善者は色々な事件に首を突っ込むが綺麗に解決した事は無い。毎回すぐに気絶して俺が後処理をしている。
偽善者「うっ…。確かにそうだけど困ってる人は放って置けないんだよ。」
スザク「そう言うんだったら一人で解決出来るようになってみろ。そしたら親友だと認めてやる。」
偽善者は首を突っ込んで秒殺され終わったら丁度起きるというサイクルを繰り返している。
偽善者「本当!だったら頑張ってみる!」
スザク「無理だと思うがな。…あぁ、そういえば今日は蝿共がいないな。」
常に偽善者にくっ付いてる雌共がいない。まぁその方が多少静かでいいが。
偽善者「も~。スザク!彼女達は蝿じゃないよ。皆良い子じゃないか。」
裏で陰湿な事をチマチマやってるがな。
スザク「貴様は相変わらず疑う事を知らんな。世の中には人を傷つける事を快楽とする者は居る。」
偽善者「そんな事無いよ!よく話せばわかってくれるよ! 」
やはり甘いな。
スザク「それは貴様の偏見と思い込みだ。世の中そんなに甘くない。話をして解決するんだったら警察や犯罪を裁く法律等必要ない。武器もな。」
俺がそう言った時少し先に丸く変な模様が描かれたものが現れた。
スザク「あれは何だ?」
偽善者「あれ?」
スザク「あぁ、…魔方陣と言うやつか?」
魔方陣が近づいて来る。…偽善者に向かって。
偽善者「え?ちょっと!何で僕に向かって来るの!?」
良い機会だな。
スザク「あー。あれは勇者召喚だ。」
偽善者を、この屑を消す良い材料だ。
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