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 挨拶を返して中に入ってきた淳は、自分と同様下着一枚だった。 「体、大丈夫ですか?」  そう言って、すっぽり抱きしめられた。  漂う空気の甘さが照れくさくて、あくまで冗談と分かる口調でだが憎まれ口を叩く。 「大丈夫じゃない。しつこいんだよ淳は……」  昨夜はあれから何度も求められ、尚人は吐精し尽くして、最後はもう何も出ずに達し気を失った。  最中はあられもないことを言わされ、泣かされ、懇願し、もうぐちゃぐちゃだった……ような気がする。  正気に戻れば、自分の痴態など思い出すのもはばかられる。
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