短歌五首

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短歌五首

教室の机の中に 給食の パンを隠しし子の話せむ 荒野行きし少年の持つ虫あみに とらはるる蝶 今いづこかや ※荒野(あらの) 十七の目を持てりけり ひたすらに 窓の外をば眺めつる我 はつこひは夕日にぞ染む 破れては涙に濡るる 若き夏の日 冒険のをはりを見むと心して 酒を飲みたり 身の縮むほど  ※※※  横書きの構成なので、読みやすいよう三行分けにしました。旧字体は変換できないので使用していません。  今までの人生を冒険になぞらえて、歌にしたものです。その冒険は小さなものでありましたが、年を追うごとに輝きが増している気がします。  なぜでしょうか?  どうも最近、酒が不味くていけません。
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