未来の僕からのメール

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「僕からの20年後のメール」 どきどきとしながら、チャイムが鳴るとトイレにダッシュした。 「僕からのメール?」 スマホのメールのボタンを押した なかなか見れなくて、目を1分23秒かかった 測ったわけでもないけど・・・ まぁいいや!小2なんだから 僕からのメール内容と、20年後の僕の写真が貼ってあった 「こ、こ、こ、これが20年後の僕なの?」 僕は満面な笑みで女子になっていた ハゲの親父の隣に寄り添い、綺麗な髪は長く、お母さんより綺麗だった 「ヒカル君、もっと早く気づいてね、えへ」 僕は鉄棒より硬く固まっていた でも、ショックではなかった すれ違う男子の友達にトキメキ、鉄棒がこよなく好きな意味が、探偵ドラマの犯人探しを解説する、眠りの小五郎的に清々しかった 返信に僕から「20年後の僕より、もっと綺麗になりますから!」 20後の僕のメールに「ありがとう」 返信を飛ばした 何より誰にも言えない、ましてや家族にすら秘密の人が多い中、熱いお父さんとお母さんは、認めてくれた。 「ヒカル、実はお父さんとお母さんは、本当は反対なんだから」 「えっ?お父さんがお母さんなの?」 「簡単に説明すれば、お父さんがヒカルと桃を生んだんだ」 だからお父さんは男らしく お母さんは女として、あまり素顔を見せなかったんだね 「ヒカル、20年後のメールのヒカルに感謝しないとな! 「ありがとう、お父さん、僕を生んでくれて」 「お父さんはこれからももっと熱く生きていくよ」 こんな馬鹿なお話で、個人名は違反なのか? でも、ヒカルは自分らしく、また応援してくれる家族に見守られ、女性として生きて行くであろう。 妹のジャイ子は煮ても焼いても、整形が進化しない限りモアイ像であった。 閉め切り間近のエブリスタさんからのメールで投稿する事を決めました。 姓同一性障害のこれからの未来の話題で即席小説を綴りました 最後にヒカル君は、これから差別もない、未来へと羽ばたいてほしいです。 読んで下さった皆さんありがとうございました
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