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お父さんは自慢げに話してくれた
「ヒカリ、今は物騒な世の中だ!誘拐されても身の代金など払えない、貧乏な家族なんだ、貧乏ダンスではなく、現実お金はない、だから携帯をプレゼントする、君もりっぱな大人に向かい、夕陽を見て叫ぶんだ!」
本当に困ったお父さんだ!
エメラルドグリーンの携帯に、ストラップは「小さいおっさん」が首吊りみたいについていた。
ふなっしーにおいしい場面持っていかれ、ちっさいおっさんは最近見なくなった
その夜ジャイ子とお風呂にはいり、ジャイ子を湯船に顔を押し付けて遊んでいた
全く動じないジャイ子はさすがに僕にはない、強さを持っていた
星の柄の布団にはいり、お父さんから貰った、綺麗な携帯、使う事あるのかなぁ?
両手で握りしめ、携帯君と初めての夜を過ごした
携帯君に名前をつけた
「芥川受賞、又吉君」
「又吉君、おやすみ」
と呟きながら、電気を消した。
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