教導作業

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雪がチラつく中、私はとある集団の前に立ち、拡声器を口の前に持ってくる 『よし、全員 集まったね!それじゃ、整列!気を付け!』 はじめましての方ははじめまして、リッサ・アイアングライブです 名前の由来は拷問処刑器具です 私は基本は傭兵。お嬢様で友人を護衛しながら学園に通い、ギルドと言う仕事の斡旋所に所属し、ハイランクに君臨しながら、軍の教導まで行っている 教導は期間限定だけど、先に書いた事が先に書いた事だから、割と面倒い そして今、集まった兵士たちに号令をかけた所だ 『まず最初に言っておく!おせぇぞ、豚共!五分前には整列して待ってろ!』 手にするメガホンはネコの形をしてかわいいけど、教導は教導 鬼の金剛を目指します 「あんた、どこの誰…」 ドゴォ! 『教官を"あんた"か!お前はどういう教育を受けてきた!私を呼ぶ時は教官だ!返事は全て"イエス、サー"だ!』 早速一人を殴り飛ばし、全体に命令を出す 『返事はどうしたぁ!』 「「 い、イエス、サー 」」 「声が小さい!!」 「「 イエス、サー! 」」 普段の喋り方は、一番最初のあれだけ 教導中は疲れるけど今の喋り方でいきます そして自分は女で、イエスサーではなく、イエスマムだったと気付いたのは、かなり後の事だった  
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