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僕は、この目を忌み嫌っていた。
こんな力、何の意味もないと思っていた。
――誰かを助けようとした善意であろうと
そんなものは、普通のひとから見れば異質で、化物にしか思えない。
そして、僕は痛い目にあったはずなのに。
そんな僕を“いい”と言ってくれるひとの側にいたいと思っている
「俺も授業追い付いたらバイト雇ってや!」
「恭平雇っても意味ないやん」
「何でやねん!」
「あ、けどガタイいいから、力仕事は恭平がやる?」
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